デイサービスって何する所?内容と種類についてご紹介!
超高齢社会を迎え、今後も高齢者はどんどん増えていくことが予想されています。
また、高齢者の増加とともに多種多様な介護保険サービスがあります。
高齢者からよく聞かれる質問で、「一体何をしてくれる所(人)なの?」というものがあります。
高齢者にとって介護サービスの種類は多くあるが、それぞれのサービスで行えることが決まっているというのは、とても複雑でわかりにくいことなのです。
サービス内容を説明しても中には「(説明は)いいよ。どうせ聞いてもわからないから」とおっしゃられる方もいらっしゃいます。
(それでも契約内容等の必要事項は説明させていただきますが…)
まあ、そのくらい理解してもらいにくいものなのです。
そこで今回は、介護保険サービスの1つで、みなさんも聞いたことくらいはあるだろう「デイサービス」について、「何をしに行く所なのか?」や「費用」などをご紹介いたします。
デイサービスには何しに行くの?
デイサービスっという言葉は耳にしたことがある方も多いでしょう。
デイサービスは、別名「通所介護(つうしょかいご)」とも言います。
このサービスが存在する目的は、「高齢者を自宅に引きこもらせないように」、「身体や脳のリハビリ」、「お風呂に入って身体を清潔に保つ」などがあります。
これらの目的でデイサービスは存在し、この目的を達成するためのサービスを高齢者に提供しています。
高齢になると外出するのが億劫になる方は多いですし、そうなると誰とも話すことがない(コミュニケーションが取れない)状態になります。
そして、しばらく誰ともコミュニケーションを取らないと余計にコミュニケーションを取るのが億劫になるという負の連鎖が起こってしまいます。
これでは、高齢者で一人暮らしをされている方が健康なのか、食事は摂れているのかなど、その方の状態がわからないという事になってしまうのです。
そのためデイサービスには、「他者との交流」や「健康の維持・管理」、「今自分でできている事を今後も自分でできるように維持」するために行くのです!
サービス内容
デイサービスには、上記でご説明した理由で通います。
そして、デイサービスに行って提供される具体的なサービス内容としては、「食事の提供」「入浴」「リハビリ(機能訓練)」「検温や血圧測定」「レクリエーション」などが挙げられます。
この提供内容は、そのデイサービスによって異なります。
例えば、半日のみの短時間でリハビリをメインに行うため食事や入浴のサービスがないもの。
逆に、朝から夕方まで1日行くタイプのもので、レクリエーションや入浴、食事などの提供があるものがあります。
「これってどこを見ればわかるの?」
っと思う方もいらっしゃるでしょう。
介護事業者でなければ、パッと見て判断するのは難しいでしょう。
なので、どのタイプのデイサービスに行きたいのかは担当してくれる「ケアマネージャー」と相談してみてください。
「最近運動不足だから、半日だけ運動ができる所に行きたい」などと伝えれば、その希望にあうデイサービスを紹介してくれます。
他にも、食事がでる所が良いとか、一人で風呂に入るのが大変だからお風呂に入れてくれる所が良いと言えば探してもらえます!
費用っていくらくらい?
デイサービスの費用は、「一律いくら」と決まっているものではありません。
介護保険の介護度やデイサービスが短時間で終わるタイプなのか1日タイプなのかなどサービスの提供時間、自己負担割合が1割なのか2割なのかによって変わってしまうからです。
1回当たりの金額が分かればあとは、デイサービスに行った回数をかければ1月分の費用がでます。
通常規模デイサービスの介護度による自費の違いをご紹介します。
※横浜市の場合でご紹介いたします。
○3~5時間タイプ(1回利用当たりの自費金額)
- 要介護1:408円
- 要介護2:468円
- 要介護3:529円
- 要介護4:588円
- 要介護5:649円
○5~7時間タイプ(1回利用当たりの自費金額)
- 要介護1:614円
- 要介護2:725円
- 要介護3:837円
- 要介護4:948円
- 要介護5:1060円
○7~9時間タイプ(1回利用当たりの自費金額)
- 要介護1:704円
- 要介護2:831円
- 要介護3:963円
- 要介護4:1095円
- 要介護5:1227円
となります。
これで、1月大体どのくらいの自費が発生するのかお分かりいただけたのではないでしょうか。
自分に合ったデイサービスを選ぼう!
デイサービスには、リハビリに特化した所があったり、長い時間いられる所だったり、入浴がある夕食が出るなどの違いが存在します。
そのため、自分が何のためにデイサービスに行くのかという目的をハッキリさせてから自分に合うものを選びましょう!
デイサービスに行く動機と提供してくれるサービスが食い違ってしまうと、何のためにデイサービスに行っているのかわからなくなります。
そのため、どうしてデイサービスに行くのか、行きたいのかを明確にして、それに対してのサービスがある自分に合ったデイサービスを選びましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、介護保険サービスの中のデイサービスについて、「サービス内容や費用」に関する情報をわかりやすくご紹介いたしました。
少しでも役立てて頂ければ嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。