高齢者の引っ越しで必要な手続きについてご紹介!

現在の日本は、高齢化が急速に進み超高齢社会となっています。

今後もこの高齢化は進むとされ、大きな社会問題にもなっているほどです。

加齢に伴う病気や筋力の低下、判断力の低下など年齢とともにさまざまな変化が起こってきます。

その変化によって自宅では、生活することが難しいという方や、今は大丈夫だが今後そうなることを想定して高齢者向けの住宅や施設に引っ越したいという方は大勢いらっしゃいます。

引っ越しと聞くと面倒なのが、手続きですよね。

手続きには、電気・ガス・水道などライフラインの連絡や住所変更など様々なものがあります。

また、高齢者にはその他に必要な手続きがあるのです!

そこで今回は、高齢者の引っ越しで必要になる手続きについてご紹介いたします。

介護保険の手続き

65歳以上の高齢者の中でも、「要支援や要介護」などの介護判定を受けている方は、引っ越しをすると介護保険の手続きも必要になります。

介護認定を受けた市区町村内での引っ越しの場合

介護認定を受けた市区町村内で引っ越しをした場合は、役所へ「転居届け」を提出しに行ったときに、お持ちの「介護保険手帳」も持っていき、介護保険手帳の住所変更もしておきましょう。

手続きは簡単なものですし、もしご本人が難しい場合は「委任状」があれば第三者でも本人との関係が分かれば手続きが可能な場合もあります。

手続きをしていないと、適切に介護保険サービスを受けられなくなる可能性もあるので忘れずに行って下さい。

認定を受けた市区町村外への引っ越しの場合

介護認定を受けた市区町村外への引っ越しの場合は、同じ市区町村内での引っ越しとは手続きが少し異なります。

同じ市区町村内での引っ越しであれば、転居届の際に介護保険手帳を持参して住所を変更してもらえば良かったのですが、その他の地域への引越しの場合「介護保険受給資格者証明書(かいごほけんじゅきゅうしかくしゃしょうめいしょ)」が必要になります。

手続きの流れとしては、引っ越し前の住所のある役所に行き、担当窓口で「介護保険被保険者証」と「資格喪失の届出」を出します。
そうすると「介護保険受給資格者証明書」を発行してもらえます。

そして、引っ越し後に引っ越し先の役所の担当窓口で「介護保険受給資格者証明書」を提出します。

そうすると、新しい住所の介護保険被保険者証(介護保険手帳とも言われます)を受け取ることができます。
新しい介護保険被保険者証は、後日郵送で送られてくる場合もあります。

年金手続き

引っ越しをすると国民年金に加入している方は、手続きをする必要があります。

手続きは、難しいものではないので、介護保険同様にこちらも必ず行いましょう!

手続き方法は、お住まいの市区町村役場の年金担当課へ行き、「被保険者住所変更届(ひほけんしゃじゅうしょへんこうとどけ)」を提出すれば完了です。

年金手続きも役所で行えますし「委任状」があれば代理人でも可能です。

「介護保険」や「転出・転入届」と一緒に処理すると1度で終わらせることができます。

高齢者向けの引っ越しプランがある!

みなさんは、引っ越し業者のプランの中に高齢者向けのプランがあるのをご存知ですか?

「高齢者向けのプランって何?」

っと思われた方もいらっしゃるでしょう。

高齢者向けのプランとは、単に荷物を運ぶだけでな設置や荷ほどき、掃除、不用品の処分も行ってくれます。

また、引っ越し業者によっては電気・ガス・水道の手続きも行ってくれるところもあるようです!

業者によって違いがあるので、いくつかの業者に連絡して見積もりを取ったりサービス内容を確認すると良いでしょう!

まとめ

いかがでしたでしょう?

今回は、高齢者の引っ越しに関する手続きについてご紹介いたしました。
少しでも役立てて頂ければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。